家具内部にこそ無垢材を・収納庫を合板で作るのは、わざわざ化学物質に収納物を晒していることに・無垢材による湿気、臭気の吸収、木材抗菌成分を活かす・子供のアレルギー罹患率に影響している可能性

キッチン設計中 キュア仕様 マキノウッドワークス

現在、キッチンを設計中です。キュア仕様で製作するため、キッチン本体は無垢材による框組み構造。あえて仕切り板を入れず、通気性を良くすることで湿気によるカビの発生を防ぎます。キッチンには食洗機やコンロがビルトインされるため、熱がこもる事が多くなります。深夜電力を利用するため、夜間に食洗機をタイマー起動させている方も多く、人のいなくなった夏場のキッチンでは室温が上昇する事が考えられます。キッチンの構造が熱や湿気を逃す構造になっていなければどうなるか。

コストを下げるためキッチン構造体を合板で作ることもありました。シナランバーコアなどは様々な厚みが存在し、板を組み合わせ箱を作るだけでベースを作ることが可能です。使用する合板も日本工業規格(JIS)によるホルムアルデヒドの揮発の少ないフォースターを使用しますが、そのような建材が大量に使われていたり室温が上昇すれば、ホルムアルデヒド濃度は高くなることは容易に想像できます。

そのため、庫内に納めれらた収納物は、常に有害化学物質に晒されることになります。微量であるため使用する人への影響は問題視されてきたことはありませんが、近年の子供達のアレルギー罹患率をみるにつけ、何らかの影響がいずれわかってくるのではないかと推測しています。庫内に無垢材を無塗装で使うことは、私たちの未来のためでもあるように感じるのです。

ただ、コストはどうしてもかかるため食品の添加物と一緒で、それを避けるかどうかは個人の判断によります。そのような家具を求める方にとって、私の家具が選択肢の一つでありたいと思っています。

 

キッチン庫内も無垢材で キュアファニシング マキノウッドワークス

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